猫、鍼灸の奥義を授ける

覚書

『榮兪は外経を治す 合は内府を治す』

いざというときに忘れないように。使えますからね。

(・・・・てか鍼灸師なら知っていて当たり前!ちなみに奥義でもなんでもありません(笑))

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肩こり・五十肩にも鍼!

肩こりに鍼、というのは結構知られている話ですよね。
最初に鍼灸院に来るきっかけのほとんどが 肩こりや腰痛 だと思います。

中医学では、肩こりも 気・血・水 がどうなっているかを探ります。
前回の『生理痛』の回でも書きましたが、中医学における痛みの原則は2つ。

① 通じざれば痛む (実証)
② 栄養されなければ痛む (虚証)

この2つですが、肩こりもこの原則が当てはまります。

急な激しい痛みの肩こりや初期の五十肩は ① 通じざれば痛む (実証) の可能性が高く、
慢性的で痛みはあるのだけどさほどでもないというような肩こりや慢性期の五十肩は
 ② 栄養されなければ痛む (虚証) ことに原因がある可能性が高いのです。
もちろん肩こりが長引けばその分、病態は複雑になりますので、①と②が同時に起こる場合もあります。

鍼灸治療に来る方はほとんど慢性化している場合が多いと思います。
その場合は ②栄養されなければ痛む (虚証) が考えられます。
① 通じざれば痛む (実証)  場合もありますが、この場合は、
普段はそんなに肩こりは感じないけど、冷えが入って普段よりも痛むといったように、
普段の肩こりと違う肩こりの場合があると思います。
またイライラしたりストレスが溜まったりして肩こりがひどくなる場合は① 通じざれば痛む (実証) が考えられます。

肩こりの痛む場所に鍼を刺せば筋肉は緩み肩こりは緩解されます。
これは原因が①でも②でも同じです。
この時点で治療が終了してしまうと、また肩こりはぶり返します。
何故なら、おおもとの原因が解消していないからです。

②の場合、例えば、「血」が足りずに筋が栄養されず痛む場合、
痛むところだけ治療しても、その時は楽になりますが、
結局「血」が足りないのですから「血」が補われない限りその痛みは取れません。
また①の場合、例えば「血」が滞って痛む場合も、その滞りが取れない限りは
また痛みは出てくるのです。

という具合に、治療行ってもなんだかすぐ戻るのよね、という場合は、
多少時間がかかっても、もう痛みは嫌だ、という気持ちがあるならば、
腹を据えて「おおもと」の原因を取り除く治療をされてみませんか?

眼精疲労にも鍼!

眼精疲労のある患者さん、治療の後、目がスッキリハッキリしたのか、眼鏡を忘れて帰りました。
さすがにドアをでたところで気が付いて取りに来ましたが

眼精疲労にも鍼ですよ!
眼精疲労にリンクする頭痛や肩こりは、眼精疲労を治療することで
格段に起こる回数が減ります。



生理痛にだって鍼!

痛みの疾患は鍼の得意とするところです。
「生理痛」も鍼灸治療で解決することは多々あります。

                   



                  体中の血
無題かなりおおざっぱな図ですが、図の矢印が示す、衝任脈という気血の通り道である経絡があります。この衝任脈を通って体中から集められた『血』が子宮に送り込まれます。妊娠が成立すれば子宮に送りこまれた血を使って胎児を栄養するのですが、成立しなければその血は排出されます。それをだいたい28日前後の周期で毎回繰り返されます。それが「月経」です。
。女子は12歳前後になると天癸(ざっくりいうと性ホルモンのようなもの)によって衝任脈がだんだんと太くなっていきます。太くなるのででどんどんと血が子宮に送りこまれてゆくことが可能になっていきます。つまり「初潮」とは衝任脈が太くなり「女子胞」(卵巣を含めた子宮機能)に血が十分行き渡るようになりましたよ、いつでも妊娠できますよ、という証でもあります。反対に閉経は天癸(性ホルモン)が少なくなってこの衝任脈が細くなり気血が女子胞に送り込まれなくなっていくことだと言えます。

ではなぜ「生理痛」がおこるのでしょうか?

中医学では痛みの原則がふたつあります。

『通じざれば痛む』
『栄養されなければ痛む』

つまりどこかで気血水が滞ってしまって痛みが起きる場合と
栄養されなくて痛みが起きる場合です。

生理のおおもとは『血』です。

『何か』が滞って痛む場合、何か、とは『血』です。
ではその『血』の運行を妨げるものは何でしょうか?
ひとつは『気』です。『血』自体は自分で動くことは出来ません。
『気』の力を借りて体中隅々まで行き届くのです。なので『気』が滞ると『血』も滞ってしまいます。
また身体の中の余分な水分も衝任脈から子宮への気血の運行を妨げます。
あと外的な要因ですが、『冷え』も気血の運行を悪くします。
気血が滞っている場合の痛みはかなり痛く手で押さえてもあまり軽減されません。
子宮への気血の運行が妨げられているので、生理前や生理初日から2日目あたりに生理前半に激しく痛みます。
血を出してしまえば滞りが解消されますので生理後半は痛みません。

さて『栄養されなければ痛む』ですが、『血』は身体を栄養する働きを持ちますから、
栄養されないということは、『血』が足りない、ということです。
『血』が足りない理由は、身体全体の栄養不足が考えられます。無理なダイエットや偏食などしてませんか?
また胃腸が悪く食べてもすぐ下痢をするなどうまく栄養が吸収されていない場合もあります。
そうやって気血が不足していくと今度は気が持つ身体を温める力や、反対に血が持つ身体を潤し冷やす力が
減っていき、それによっても生理痛は起こります。
その痛みは激しくなく手で押さえたり体を休めたりすると軽減されます。
血が足りなくで痛むので血がなくなる生理後半に痛みがあります。

あなたの生理痛はどんな感じですか?
生理前に激しく痛みますか?
それとも生理の終わりごろになんとなく痛みますか?

まずはそこから生理痛の原因を探し出していきます。
原因がわかればあとはそれにそった治療です。

滞りが強ければ流します。
気血が足りなけれは足していきます。
意外に単純です。(・・・・難しいけど。)

生理痛はあって当然のものではありません。
多少の痛みはその月によってあることはありますが
基本はあまりありません。

痛みは身体からのサインです。
痛みはないに越したことはありません。

鍼灸治療で生理痛のないからだになってみませんか?




















ぎっくり腰になったら。

昨日の勉強会で ぎっくり腰によく効く ツボ を教えてもらいました。
その名も『捻挫穴』。ぎっくり腰も一種の捻挫ですので、これが大層効くそうです。
で、今、自分はぎっくり腰ではないのですが、肩関節が痛い。ちょっと後ろに捻ると、
イタタ・・・ て感じ。これももしかしたら 捻挫 の一種?
で、捻挫穴 のあたりを触ってみると、ありました!痛みと硬結が。
ということで、硬結めがけてブスッと一本。さらに刺激を加えてしばらく放置。

・・・・・これが昨日の夕方のはなし。

今日リュックを背負う時、いつもは痛みが走っていたのですが、
今日はほとんどありませんでした。後ろに捻っても全然オッケー

これが偶然なのかどうなのか、知りたいところです。
ですので似たような症状、肩を捻ると痛い、とか、ぎっくり腰でどうにもならないという
ことがありましたら、ぜひご連絡を!







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